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出迎えと見送りどっちが大事?ーそれは確実に心に刻まれる

例えば、あなたのオフィスや家に

 

大切なお客様がいらっしゃる。

 

あなたは当然、丁重に出迎えをすることでしょう。

 

上着や履物にも気を使う。

 

そして、できる限り快適に過ごせるように、気を配る。

 

気の利いた会話を交わしながら、

 

高級なお茶とお茶菓子を振る舞い、相手は当然あなたの気づきや心配りに感心することでしょう。

 

お互いに楽しい会話をある程度楽しみ、用件についても一通り済み、

 

おっと、もうこんな時間か。

 

あなたは出入り口まで相手を送る。

 

靴べらを差し出し、相手が靴を履き終わる。

 

外まで見送ろうと、あなたが扉を開けた次の瞬間から、

 

あなたの大切なお客様への心配りの真価が問われる。

 

 

 

 

 

 

玄関先でどうも、ありがとうございました、と見送る。

 

それでは相手にとって普通の人でしかない。

 

目の前にいるのは大切なお客様なのであることを忘れてはならない。

 

ここに至る前にしかるべきタイミングであなたは一言、声をかけなければならない。

 

今日はどのようにこられたのですか?

 

タクシーを、暑い、あるいは寒い外で待たせるのか?

 

人気のない帰り道を駅まで一人で歩かせるのか?

 

タクシーをさりげなく呼ぶべきである。

 

近くの駅から乗るならせめて駅の見えるところまでは歩くべきではないだろうか。

 

そして、そこまで手を尽くして、相手が完全に帰路に着いた時、

 

あなたのもてなしは終わるのである。

 

そこまで一生懸命にもてなしをしてもらったことを悪く思う人がいようか。

 

最後に相手の頭に残るのは、できるすべての力を尽くして自分をもてなし、

 

あろうことか帰宅手段までも、あるいは自身の領域を超えて自分をもてなしてくれた

 

あなたの笑顔だろう。

 

ほとんどの相手はあなたのことを無下には扱わない。

 

いや、相手もあなたのことを大切に思わずにはいられない。

 

決して気を抜いてはならない。

 

相手が玄関から外に出て家に帰り着く時のことまで想像し、

 

思いやる。

 

そしてあなたの頭の中でお客様が家に帰り着き、こう思う。

 

ああ、行ってよかった、と。

 

その時まで決して気を抜いてはいけないのである。