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自分は自分にしか変えられない。心は自分の中にしかないからだ。

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変わるために必要なものとは・・・。

衝撃的な音楽を聴くことだろうか。

感動的な映画を観ることだろうか。

情熱的な指導を受けることだろうか。

実は、どれにも意味はなく、どれにも意味がある。

問題は、そこにどのような過程で辿り付いたのか、だ。

訳が分からないと思うが、これが私の結論である。

 

 

 

 

 

「変わる」ってどういうことだろうか。

 

例えば、自分の中で「もっと情熱的になりたい」と心の片隅で感じている10人の人間がいたとしよう。

 

そして、その子たちはあなたの教え子である。

あなたは、教え子により良い人生を送ってもらうために、色々と方法を思案する。

 

彼ら2人に「心が奮い立つ」と万人が述べる音楽を聞かせ、「感動した」と万人が熱狂する映画を見せ、「胸が熱くなった」と万人が涙を流す著名人のセミナーに参加させたとしよう。

 

さて、彼らのうち何人が情熱的に生まれ変わることができるだろうか。

 

答えは0だ。

 

本当に変わりたいと心から望んでいる人間は、自らの足で立って行動する。

 

あなたは、喉が渇いて死にそうだったらどうするだろうか。

 

目の前に自販機があって、その手に120円があったらどうするだろうか。

 

飲み物を買うはずだ。ボクサー流の減量でもしていない限りは。

 

人間は決して頭の悪い生き物ではない。

 

頭が「本当に必要だ」と認識していれば、必ずそれを実現するための行動をとる。

 

例えば、あなたはお腹がすいていない、むしろ食べたくもないと思っているときに、

わざわざ出歩いたり、料理をしたりして、食事を取るだろうか。

 

恐らく取らないだろう。家族のために料理する、などの必要性がなければ。

 

つまり、結論はこうである。

 

「人間は本当に必要である」と自覚していることしか、行動に移さないのである。

 

従って、こうも言える。

 

「変わりたい」と思っているのに、自主的にその行動を取らず、変わりたい、変わりたい、と言っているうちは、実は本当に変わりたいと思っていない。

 

もし、変わりたいと真に思い、変わらなければならないと心で感じていれば、その瞬間から変わるための行動を何かしらとっている。

 

 

「自発的な行動」こそが、自分が変わるために欠かせないエッセンスなのである。

 

 

何故、変わるためには自発的に行動しなければならないのか。

 

変わろうと思えば、自発的な行動が求められる。

 

それは、決して人から与えられた指示ではいけない。

 

自分自身の「心」に、自分自身で「火」を灯さなければならない。

 

心の底から、あなたが「変わりたい」と願ったときに、あなたの脳と身体をその想いを受けて、真に目的に向かって動きだすのである。

 

それであれば、まずは心に、あなたが目指すものの重要性を分からせなくてはならない。

 

だが、この世界に一人でもあなたの心の中を100%知っている人がいるだろうか。

 

あなたの心に触れることができる人がいるだろうか。

 

実は、一人だけいる。

 

あなた自身だ。

 

だからこそ、あなた自身がまずは自発的に行動しなければならない。

 

あなたの最初の行動は、全てのトリガーとなる。

 

あなたが最初の一歩を踏み出したその時に、心に火が灯る。

 

それは小さな種火かもしれないが、あなたがその火を大切に育て、行動を積み重ねるうちに、大きな大きな炎へと姿を変えていく。

 

燃え滾る炎が全てを飲み尽くし、今までのあなたは燃えて灰となり、そこから新たなあなた自身が生まれるのである。

 

 

動機は不純でも良い。動き出すことこそが全てだ。

動き出す動機に、清潔さを求める人も多いが、私は最初の動機は不純でも良いと思っている。

 

それこそ、お金目当てでも良いし、モテたいとか、チヤホヤされたいとか、声を大に出来ないような理由でも構わない。

 

それが、あなたが動き出す原動力となるのなら、あなたはそれを「有効活用」するべきだ。

 

利用できるエネルギーは利用しよう。

 

ただでさえ困難な道のりなのだから。

 

冒頭にも述べたが、人はそんなに簡単には変わることはできない。

 

変わっていく過程で、今まで当たり前だった色々なものを捨てていかなければならないし、それこそ、ストレスで血でも吐いてしまいそうになるかもしれない。

 

だからこそ、強い動機があなたの中にあるのならば、それを利用しよう。

 

ただし、一つだけ注意しなければならないことがある。

 

それは、その欲望は、あくまでもあなたが変わるための「行動を起こすきっかけ」としてのみ利用することだ。

 

あなたが努力を重ね、高みへ近づいていってもなお、その欲望を抱き続け、もしも解放してしまえば、大変なことにもなりかねない。

 

人間の欲とは恐ろしいものだ。

 

だからこそ、上手に付き合い、いずれは制していかなければならない。

 

欲を無くせ、というわけではない。欲を制し、上手に開放するのである。

 

それができることも、変わっていくための一つの条件だ。

 

 

本当の自分、それはあなたの中にある。

長々と述べてきたが、結論はこうだ。

 

本当の自分はあなたの中にいる。

だから、変わりたければ、あなた自身が働きかけなければならない。

あなた自身が起こした最初の行動はあなたの心に火を灯す。

最初の動機は不純でも良いが、いずれは上手に付き合えるようになること。

 

自分が大きな可能性を秘めている人間という生物の一員であることを、決して忘れてはならない。

 

あなたは、変わりたいと真に願い、行動したときに、必ず変われる。

あなたのなりたい自分に。